七島(しっとう)草履

 七島(しっとう)は、カヤツリグサ科の多年草植物で、かつて

 は日本の暮らしの中でごく日常的に見られた繊維でした。

 

 磨耗摩擦に強く、通気性が良いことで長持ちだったので、

 琉球畳(縁なしの庶民的な畳)という名で、全国的に

 用いられていました。

人の出入りの多い仏間や子供部屋、股柔道の可能事後

労使が、ケンキュウに研究を重ね、東京オリンピックまでは、

柔道場の畳としても使われていました。

 

  しかし、真夏に収穫時期を迎える過酷な栽培条件や、

 イグサ・化学繊維等の導入による需要の減少により、

 現在では国産の栽培は、大分県の国東半島の数軒の

  農家のみという現状で、天然記念物 指定を受けるほどの

 希少植物となっています。

   畳表としては張替えが三十年必要なく、耐久性はイグサの

  5〜6倍のの強度と言われています。また、表面が蝋質組織

  であることから、使い込むほどに、艶が出て美しく味わい

  深くなります。

 

 七島草履は、そんな日本古来からの素朴で美しい植物を失く

  したくない、という達痲工房の寺田真也が思いを込めて、一足

 一足を全工程手作りで仕上げています。

 

褌(Fundosi)の復活

心身すこやか麻ふんどし


最近、静かなブームと共に、褌を身につける人たちが増えつつ

あります。

今、なぜ褌なのか

明治以降、日本は急速に西洋化が進み、特に戦後は生活

全般がウエスタンナイズされ、伝統的な和服を着る機会は失わ

れました。 そして 下着として褌を身につけることもなくなりました。


洋服&パンツ文化が浸透している現代では、褌の利点が身体

感覚的にわかりにくくなっていますが、体験すると

「気持ちがいい」「圧迫感がない」という感想が良く聞かれます。

日常、無意識にゴムひもで押さえられ緊張している身体を解き放

すことは心身のリラックスにも繋がります。

また、へその下(丹田)で腰ひもを結ぶことで、感じられる体の

中心感覚。


腰腹を意識することで、私たちの「身体的記憶」が甦(よみがえ)

ると思われます。

力みなぎる力強い身心に支えられ、誇りや自然との調和の心を

持っていたように思われます。

草履や褌(ふんどし)などの手作りされた、自然素材を使った
生活用 品は、心に安らぎや、心地よさを体感させてくれる気がします。

一度、はいて みてください。

 

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